ミツバチの団体さんがやってきた!

●例年より多いミツバチ

庭の花が咲き始めるとミツバチやらアブやらが集まってくるのはいつものことだけど…
しかし、今年はやけに多くのミツバチが飛んいる。
昨日も木材に塗料を塗っていてやけにハチがまとわりついてくる。
周りを見渡してやたらとブンブン羽音がしている場所へ。そこにある蘭の鉢を見ると…
「うわっ!」

金稜辺

なんとも地味な花、金稜辺

●初めて見た…

毎年、花が咲くとよくミツバチがよく集まる蘭の植木鉢があるのですが…その蘭の花…ミツバチが鈴生りに!
いや団子状か?いやブドウの房のようにたわわに密集してるではありませんか!
ふと頭に浮かんだのは「近くに養蜂家の人が来ていてハチを放しているのかな?」くらいでしたが、それにしてもビックリ。
何はともあれ、とりあえず撮影。

ハチ団体さま

ミツバチの団体さま

●ハチの巣分かれ

近年、ミツバチの数が激減していると何かのニュースで見ました。原因も不明らしく(一説には農薬が原因とかあります)駆除をするなんて毛頭考えてはいませんでした。私的にはどこかに移動してくれればいいなぁ〜くらいに。(母は相手がハチなんで駆除したい感じでしたが、どこかの養蜂家のミツバチだったらどうするねんって突っ込んでおきました)

姉がやってきて「ハチの巣分かれ」ではないかと言われ、「ああ、確かそんな習性がミツバチにはあったな」と思い出しました。
確か同じ巣内に新しい女王蜂が生まれると何十匹かの働き蜂を引き連れて新天地に向かうとかなんとか(古い女王蜂と働き蜂は残るんだったかな?)。
この塊の中に女王蜂がいるのか…

養蜂を趣味でやっている親戚(伯父さん)を思い出し連絡すると、「是非欲しい!」とのこと。駆除されずに転居先が見つかり良かった。

●回収は夜になってから

夕方に伯父さんが到着するも周囲がまだ明るいのでミツバチがブンブン飛び回り、「できれば一網打尽にしたいから夜になってからもう一度出直す」とのこと。この時初めてこの蘭の名前が「金稜辺」であること、ミツバチだけを誘引する花であること、養蜂家には貴重な蘭であることが分かりました。
(あとでググったら園芸家の記事より養蜂家関係の記事がヒットした)
そもそもこの蘭を譲り受けたのは20年くらい前で、両親が祖父から頂いたそうなんですが祖父自身「つまらない花だけどあげる」みたいな感じでもらった物だそうです。確かに赤というか茶色の地味な花なのでこれが高価な蘭だとは家族の誰も思わず、枯らしはしなかったものの結構ぞんざいに育ててました…(それが蘭的には良い環境だったのかな?)

夜になって飛んでたミツバチも一塊に落ち着き、伯父さんは持参した袋状のネットで蘭の鉢ごと一網打尽にして車に積み込んでいきました。
ちなみに蘭の鉢を持て余してたので、ミツバチごと蘭の鉢をあげちゃいました!
養蜂家にしてみれば「棚から牡丹餅」になるのかな?女王蜂付きのミツバチの一群だけでなく株分け直前の金稜辺の大きな鉢が手に入ったのだから。

巣箱

これに入れるつもりで持ってこられた巣箱。結局使われませんでした。

まぁ、金稜辺の鉢はまだあるんですけどね…株分け直前で根がパンパンにはってプラの植木鉢に亀裂が入ってる大鉢が。

本日は興味の無い人間ではどーでもいいものが、実はすごいお宝だったと分かった一日でした。
なお、伯父さんからは野菜をたくさんもらいました!

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