今年の収穫報告
●(余計なことしなかったので)今年は豊作でした
ちょっと遅れてしまいましたがブドウの収穫がどうなっているのか報告いたします。
去年とは大違い!豊作です。
袋がけした物の中で1割りはカビなどで袋の中で腐り脱落しました。(落ちる物もあれば、袋の中でひからびてミイラになっている物まであります)
成功した物としては上の画像のようにミッチリ粒がついた大きな房と……
まばらに粒の付いたスカスカの房があります。
割合はスカスカ7対ミッチリ3ぐらいだったでしょうか。
(ちゃんと数を集計すればよかったのですが、この時点で食べちゃったりあげちゃったりで……)
去年と比較すれば大豊作、一昨年と比べれば例年通りですね。
スーパーなどで売られているピオーネと比べればひとまわりくらい粒が小さいですが、味の方は「甘い」です。「超甘い」です。
近所の方々にも好評でした。
ただ一つ申し訳ないと思ったのは種が入っているということ。
種無しには2回チャレンジしたんですが2回とも失敗してしまったので「今年はもうやらない」と硬く心に決め、トリミングなどの余計なこともしないで普通に育てました。
(ブドウを栽培しているプロの方からして見ると「摘粒すれば粒を大きくできるのに」と言われそうですが、私が摘粒してもこの粒の大きさにしか成長しないんですよね)
成功した理由の1つにはこの(上の画像)虫・鳥用の袋がけをあえてしない房を用意したことです。
特にカメムシ被害が他(ブドウ以外の作物にも)に及ばなかったことでしょうか。
とにかくカメムシは見つけ次第捕殺しました。ブドウの木に殺虫剤をかけたくなかったのと、かけてもヤツらは死なないので捕まえては潰すの繰り返しです。
さすがに素手で捕まえるのは嫌な虫なので、私のやり方は粘性の高い接着剤(セメダインスーパーXゴールド)と割り箸と新聞紙をまず用意します。
割り箸の先に接着剤を付けたらすかさずカメムシにペタリ、そして新聞紙に挟んで(割り箸は抜き取る)地面に置いて踏みつぶす。
これだとヤツらの例の臭い液をかけられずにすみます。
あと、ヤツらは以外とどんくさいです。臭い液があると高をくくっているのか割り箸を近づけてもノロノロ移動するだけで直ぐ捕まります。
交尾中のカメムシも2匹いっぺんに捕まえて2匹そろってあの世行きです。この時は心の声で「このリア虫どもめ!」と言ってから踏みつぶします。
それと今年初めて見たものなんですが……
葉の裏に度々見かける虫の卵なんですが……今まで蛾かなにかの卵だと思っていたのがなんと……カメムシの卵であったということ。
その時は本当偶然で、たまたま見つけた卵を見ながら「写真にでもとっておこうかな…」と思った瞬間、卵からわらわらと黒いものが這い出してきてそれをよく見るとなんと「小さいカメムシ」!
カメムシは卵から孵った瞬間から成体と同じ姿で成長すると知識があったのですが……さすがにビックリ!
あわてて葉っぱちぎって地面に置き、キンチョールまみれにしてやりました。
(いつもは葉の裏に付いている卵を発見次第その部分だけを切り取ってから潰して捨ててました)
上の画像も虫・鳥用の房ですが、房的には良い房なのになんで虫・鳥用なのかというと途中で袋が外れてどっかいってしまったので「虫・鳥用でいいか…」と放置したものです。
●ミカンも豊作
ミカンもすごい数の実を付けました。
まずは10月初頭の画像です。
ミカンも摘果してません。
毎年、結構な数が脱落するので不用意に摘果すると「摘果+脱落」で収穫数が激減してしまうためです。
「摘果すれば脱落が防げるのでは?」とお思いの諸兄。
甘いですね。私の運の悪さは群を抜いてます。善かれと思ったことの反対の状況になります。(去年のブドウがいい例)
では熟して色づいた今月のミカンの木をご覧ください。
枝と枝の間に見える白いビニールのヒモは実の重量が重すぎて枝が折れる可能性から支柱からヒモをのばして支えてます。
台風19号が来た前日に「さすがに幹が支えきれないだろう」と思い急遽施しました。
被害は実が数個落ちた程度でほぼほぼ被害無しかな。
まだ実が熟す前からちょこちょこ収穫してたので実が全てある完全形の姿ではありませんが……
下から覗くとミッチリ成っているのが確認できます。
去年とは比較にならない大豊作です。
去年は実の数も少なかったですがカメムシの食害が酷かったです。
カメムシに果汁を吸われると、中の実の皮の表面が硬くなり外の皮と固着するだけでなく実の中身がパサパサになり不味くなります。
どう不味いかというと味が薄くて食べる気がなくなるくらいです。
今年は鳥・虫用ブドウがうまく機能してくれたのでカメムシ被害はほぼ無いです。
(たまに「一ヶ所吸われてるな」ぐらいの物なので、その実を食べても気になりません)
味は美味しいです!
甘酸っぱさも濃厚で売ってる物と遜色ありません。ていうか売れそうです。いや売りたくないです!
こちらはブドウと違って熟してからもしばらく放置できるので近所にくばらないで自分のウチだけで消費です。
(ブドウの場合、熟してから放置ができなかったので)
「鳥の食害はどうか?」というと…………食害はあります。
1割りくらいは鳥にあげてもいいかなとは思いますが、出来るだけ食べられないようにはしています。
この時期は虫・鳥用のブドウが全くないので裏庭にある柿の木に野鳥用の餌台を作ってそちらに行くよう仕向けてますが、果実をメインに食べてるメジロやヒヨドリにやられてしまいます。
とりあえずスズメはこちらの餌場に来てるのでスズメからの被害は無いですが……メジロが凄かったです。
この間、ミカンの木の隣に梅の木と花桃の木があるんですが、そこの枝に10羽近い群で来ていて「……うーっわ……メジロって群れるんか……」ってなりました……(来たとしても1〜2羽くらいかなーとずっと思ってました)
ちなみに今日のこの餌場には、スズメ、メジロ、ヒヨドリ、コゲラが来てました。
餌入れはスズメがほぼ独占、メジロは付近の樹木の枝に留ってそれを見て、さらに離れた所にヒヨドリが。
そして今日初めて見ましたがコゲラが来てました。
「なんかキツツキみたいなのがいるなー、でもキツツキより小さい?」とよく見たらコゲラでした。
この餌台のある柿木の幹をスズメが近くにいるのにも関わらず、幹をコンコン叩いてました。(そして何か食べてました。虫か?)
「画像が無いぞ!」と突っ込むアナタ。すいませんカメラを用意する暇もなく飛び去っていかれました……残念無念。
●柿の木もあります。でも……
柿の木もあります。
今までこのブログ上で柿の木の話しはしてきませんでしたが、庭にある果樹の中で一番の古株でしょう。
樹齢はそろそろ50年になるのか……
なんで柿の木の話しをしないかと言うと……ぶっちゃけ柿の実が嫌いで私が食べないからです。(笑)
それとここ2〜3年あまり実がならないことにも起因します。
今年の実の数は0個です。
ゼロとはいえ始めからゼロではなくそれなりに花も咲きますし実も成りますが、小さな実がなったそばからポロポロと落ちてしまい熟しそうな頃には2〜3個しか残ってません。
それが台風の風でみんな落ちてしまうので0個です。(話題にもできません)
私は嫌いなので味の善し悪しは分かりませんが、生前の父が毎年楽しみにしていた所をみると美味しいのでしょう。
あ、ちなみに画像にも見切れて写ってますがビワの木もあります。
こちらも嫌いで食べません。(笑)
実のなる状況ですが数年前までは実がたくさんなりましたが、近年、私が秋に剪定するので実はつきません。
そもそもビワの木の剪定は春頃にするもので、秋に剪定すると翌年花が咲かないので実は付きません。
「え!?嫌いだからってわざとじゃないか?」いいえわざとじゃですよ!(笑)
※餌場は野鳥同士の感染症の温床になりやすいので定期的に清掃・洗浄しております。さらに水飲み場が一番感染リスクが高いのでウチでは水飲み場は設置しておりません。