無料素材とタダみたいな値段でダウンロードされる件について

●「無料素材コーナーを活用してみませんか?」と、さそわれて

先日、「iStock無料素材コーナーを活用してみませんか?」というタイトルのeメールを受け取り、そもそも自分の作品で無料にしてもいいなと思える作品も無く、この時はeメールはスルーしました。
そしたら昨日また「もうエントリーはお済みですか? ~ iStock無料素材コーナー ~」というタイトルのeメールを受信。
「これは無料素材をエントリーするコントリビューターがいないんだな…」と推察。

iStockのトップページ(スクロールして下の方にあるけど…)に自分の作品が載るというPR的魅力はあるけど、期間は一週間
さて、どれだけ効果があるのか?
そもそも無料とはいえそれなりに使用できるジャンル使用に耐えうる品質がないとダウンロードされない訳で…(かつてダウンロードする側だった経験から)。
PR効果で考えられるのは無料素材のページを開いて、コントリビューターをクリックしてポートフォリオを見てもらい、絵柄のテイストを気に入ってもらってブックマークしてもらう可能性
そして後々クライアントからの依頼で合致するテイストの物があればダウンロードされる可能性

私はどうしても作品を制作した時の「構想」「手間」「時間」を考えてしまうのでタダにする事に抵抗があります
これがもし私が万単位を越える作品数を持ち、かつ収益にゆとりのあるセレブなコントリビューターになっていたら古い作品を無料素材コーナーに出す事を考えたでしょうけど。
今の私にはちょっと無理。

●セーフティネットとはなんだったのか?

さて、無料・タダという話題が出たのでついでに。
昨年、2016年11月に報酬の変更があってその中に「セーフティネットとして最低限の素材ごとの価格を設定」とありました。
例として非専属は0.02ドル。専属は0.26ドル。私は専属なので0.26ドルになります。

3月DeepMeta サムネ

DeepMeta 3月販売 サムネイル

 

DeepMetaの販売されたイラストのサムネイルを何となく見ていてビックリ!
0.2ドルがあるのにも驚きますが何故か0.1ドル0ドルがある!
ここはひとまず冷静になりサムネイル表示から詳細表示に切り替えてみると…

DeepMeta 3月グラフ 詳細

DeepMeta 3月グラフ 詳細 (0.0以下が一番多かったのでこの月を選びました)

明らかに0.26ドルを下回る0.23ドル…さらに下回る0.02ドル
なにこれ?お客さんにタダ同然あげちゃってるの?
さすがにセーフティネット正しく機能してるか疑問です。
ちなみに0.0以下になっているイラストは専属になってからアップした物です。なので姉妹サイトのThinkstockの方には無いので、Thinkstockで安く叩き売られたわけではなさそうです。
報酬の変更が行われる直前ぐらいにeメールで「非専属は0.02ドル。専属は0.26ドルは最低ラインの例なのでめったにこのようなことは起きません。逆に変更前より報酬が増えます」とか書いてありましたが、毎月最低ライン越え連発です。
笑えます。それも乾いた笑いです。
それにしても0.26ドルを下回る作品を見ると、私の「専属」であるという意味というかアイデンティティがガラガラと音を立てて崩れていきます。
まったくもって、グラフのCollectionの項目にある「Signature」のなんたる嘘くささたるや…我ながら見るに耐えません。
(他の月にも0.26ドルを下回る作品は複数あります)
逆に「もしかして自分は専属ではないのか?夢を見ているのか?」とすら思ってしまいます。

 

これからIStockでイラストを出そうという人に助言するようなことがあれば「専属は役得があっていいぞ!」なんて言えませんね。
というか「冷静によく考えろ」と言います。

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